香豆火珈琲 (Kaz - Feel - Coffee) - 引越し済


KAZUHICOFFEEは 2021/11/11に開業いたしました。 屋号はそのままKAZUHICOFFEEです。

新HP: https://kazuhicoffeelab.com/
旧HP: http://www.kazuhicoffee.com/
Base: https://kazuhicoffee.thebase.in/

今はまだ珈琲豆のネット販売と時折行う焙煎教室だけですが、これから珈琲の家庭焙煎や小型焙煎機のコンサルティング業という分野を開拓したいと考えております。まずは発明工房さんの「煎り上手」や安価な小型ドラム型焙煎機などにちょっとした装置をつけて、焙煎プロファイルがリアルタイムに見えるようにすることで、短期間で焙煎の技術を学んだり、既に焙煎を開始されている方の技術が上達するようなプログラムを用意したいと考えております。これからまだまだやること山積ですが、まずは出発致しましたことお知らせ致します。 珈琲が仄かに好きという皆様が、もっともっと本物の珈琲のことを知って楽しんで頂けるようにすることが次の自分のミッションだと考えております。家庭用サイズの小型焙煎機を海外から輸入して販売する等も計画しております。皆さまが美味しい珈琲をいつでも気軽に楽しめるようにすることを全身全霊でサポートしたい!!

2021年03月

ログハウスKOSKA-Aの組み立てコツ

ログハウスのセルフビルドを開始して既に一か月以上になるが、ようやくゴールが見えてきた。今朝の状況が下記写真の如しで、本日は屋根とログ壁の間にコーキングを入れて、室内側、外側と両方にぐるりと巾木を取り付けた。巾木なので遠目には違いは見えにくいが、近づいてみると、あるいは中に入るとかなり完成形であることが分かる。

ログハウス
ログハウス0330

ログハウスとしての残り作業は、室内の塗装(床は既に2回ワックス塗装済)、屋根裏側の塗装、ドアの塗装と取り付け、そして電気配線である。その後は正面妻壁上部に、ガラリ+換気扇、および焙煎機用のダクト穴を空ける。さらに余ったログ材でテーブルとベンチ椅子、焙煎機などを載せる棚などを作って行く予定である。僕の住む町田市では、税務署の人によるとログハウスは年に一棟建つかどうか、というくらい少ないらしいが、他の県にはもしかすると参考にしたい方がおられるかもしれないので、今までに気付いたコツなどをここにまとめておく。少し長いこと、ご容赦頂きたい。
ーーー
〇ログ積み

・大きめの「掛けや」を用意して、ヘッドの重みでゆっくりと振り、しっかりログを叩き込んで連結する。
・ログ壁を作るときは、ログ材を垂直に落とし込むために両側にガイドを用意すると確実になる。
※完全に垂直に落とし込まなければ綺麗に下までは入らない。もしかすると溝を少しヤスってでも
 最後まできっちり噛み合わせる努力をした方がいいかも。

・下げ振りを用意して、ログ壁の垂直を常に保つようにする。
・窓とドアの開口部は左右独立に積むので前後にずれやすく特に注意。上端での左右壁の連結時に苦労する。
・開口部の端はカバーボードで隠れるので、前後に長い板をビス止めしてログ板を挟み、それを
 ガイドにしてログ積みしていくと簡単になる。
・場合によってはドアや窓を先に嵌めて確認するのもよいかもしれない。

・コーキングは外壁側に入れて防水、またセトリング不良を起こさないようにログ材のビス止めは最小限にする。
※激しく3Dで曲がっているログ材もあるので、たとえ同じ番号のログ材でも積む方向や順番は考えた方が良い。
 曲がったログ材を使うなら、恐らく低い位置の方が対応しやすいと思われる。

〇屋根
・断熱材を入れる空間を作る手間は思った以上に大変。断熱材はスタイロが簡単だが、長辺が
 182㎝の長さがあるので、丸ノコで45㎝幅に長くきれいに切る技術(練習)が必要。

・屋根シングル材の釘打ちは枚数が多く地道にやるしかないが、短い釘はラジオペンチなどで挟んで
 支えながら垂直に打ち込む。もし途中で曲がるなど失敗したら、すぐに潔くネジザウルスで
 引っこ抜いてやり直す。

・破風板は筋が入っている方が裏。僕は裏表間違えて取り付けてしまったことで、筋の中までペンキを
 入れるのに苦労した。上端でなるべく前後にずれないように調整することで、飾り板が付けやすくなる。

〇室内床
・断熱材受けの取り付けはジグを作ると便利。床板は長辺だけでなく、短編も45度にカンナ掛けしておくと綺麗につながる。
・セトリング用の前後スペース(5mm)の確保は目分量では難しいので、薄いべニア板をジグとして用意すると綺麗に仕上がる。
・長い板と短い板を交互に貼っていくが、防湿シートを貼るとネダボンドが使えないが、連結部だけは少し付けた方がいいかも。
・釘の頭をしっかり板に入れるため、通常の釘締めではなく、こういう道具を用意しておくと簡単で便利。
・最後の2、3枚の板は叩き込むことが困難なので、板の溝の下を削ったり切ったりして無理なく納めること。また最後から3枚目あたりから釘を斜めに打ち込むのが困難になるが、垂直に打ち込むと次の板の溝に引っかかってしまう。その場合も次の板の溝の下を切り落とすことで対応出来る。
〇塗装
・ログの間など細い隙間が多いので、筋塗り用の細くて毛先の硬めの筆を用意する。
・油性塗料ではコテバケで塗って、雑巾でふき取りながら進めるとムラがでにくい。

〇ベランダ
・ベランダ床板は付属の釘ではなく、ウッドデッキ用の錆びにくいコーススレッド(ブロンズ色)を用意すると綺麗に仕上がる。板の枚数が多いので、目透かし貼りやネジ穴の位置決めはジグを作ると便利。

〇全般
・なるべく付属の釘ではなく自前で用意したコーススレッドを使うようにすると、多少間違えてもやり直しが容易になる。
・巾木の取り付けは付属品ではなく、専用の釘を購入して使った方がずっと綺麗。

一生の間で自分が再びログハウスを建てる日が来るとは思わないが、僕が苦労して得たコツが、もしこれからログハウスを建てようとされている日本のどなたかのお役に立てれば幸いである。

ログハウス組み立て治具
床貼り用の釘締め

ログハウス作り(屋根完成、窓取り付け)

連日のログハウス作りでどんどんと筋肉疲労が溜まっていたが、今日は大雨ということもあり久しぶりに作業はオフにして、以前住んでいた横浜の家の近くにあるお気に入りの1000円カットまで車で出かけた。坪呑のCut 1000という店で、ここのお兄さん達はちょっと格好が良く、しかもとてもカットが上手いので町田に引っ越した今も高校生の娘と通っているのである。

さてログハウスの状況であるが、屋根は一応完成して、床貼りを開始。ただ今日の雨に備えて、一昨日と昨日は窓の取り付けや一部塗装などに作業を切り替えたので今はこんな感じ。夜明かりが点けるとなかなか風情がある。今日の雨嵐にも中は全く濡れず、作業中にちょっと大きめの地震が来たがもちろんビクともしない。
ログハウス屋根完成
ログハウス明かり
ログハウス床貼り途中
ログハウス窓カバーボード

最後の写真は窓のカバーボードを取り付けている最中。ボードの下には100㎜幅のブチルゴムテープで開口部と窓を繋ぐように防水してある。ログハウスは建てた後、1,2年かけて木が落ち着いていく過程でちょっと縮んだり沈んだりするセトリングという現象が起きるので、窓ガラスは窓の開口部の下部にはしっかり固定しても、両サイドは空間を空けて軽くねじ止め、上部は固定すらせず5㎝近い空間を残してある。窓周りはカバーボードで覆うが、これもログ壁には付けず、窓枠に取り付けるようになっている。間に断熱材を入れたり霧除けの飾りを付けたりと意外と細工が細かい。ついでに窓のある面のログ壁にはストーンパイン色のオスモカラーを塗った。ログ接続部の凹みにまで届くように油性塗料を塗るのはなかなか骨が折れる。

ところで、ログハウスを組み立てるに当たって一番活躍している工具はインパクトドライバーである。マキタの10.8vのドリルドライバ・インパクトドライバー・充電器・リチウムバッテリーx2+ソフトケースというセットがビーバープロで17800円というお手ごろな価格で売っていたので、作り始めて間もなく思い切って購入したが、これは大正解であった。マキタの工具は使っていてとても信頼感があり、気持ちよく使えるのですっかりファンになってしまった。

で、今日、横浜からの帰りに立ち寄った中古工具ショップで妙なものを発見。マキタのコーヒーメーカー。なんじゃこりゃ? もしかして珍品かと思って、帰宅後に検索してみたら、あるんだ、現役商品として。ビックリ!  なんと電動工具と同じリチウムバッテリーが使えるという。まぁ僕は買わないが、大工さんがこういうの、使うのかな。
マキタコーヒーメーカー中古品

Makitaコーヒーメーカー

珈琲問屋の試飲スペシャルティコーヒー

昨日、久しぶりに横浜に用事があったので、ついでに珈琲問屋本店に立ち寄ってみたら、店頭試飲コーヒーにいつものブレンド100円に加えて、「本日のスペシャルティコーヒー」というのがあって早速飲んでみた。紙コップで200円。焙煎豆は100gで680円のもので、今回はコスタリカ・エル・アルコンとなっている。で、一口飲んで、「おーっ、これは!」というのが最初の感想。確かにトロピカル・フルーツのフレーバーがふんだんに感じられ、酸味が如何にもスペシャルティコーヒーである。これで200円は安いかも、と思った。正直、いつもの店頭ブレンドは僕の口には合わないので、最初1,2回試した後は全く飲まないできたが、今回のはちょっと面白い。このサービスは今だけなのかもしれないが、珈琲問屋に立ち寄るモチベーションにもなるので出来れば継続して欲しい。

ただし! 飲み終わってしばらくすると、口の中がいがらっぽくなってきて、残念ながら最初に感じられた心地よいフレーバーの後ろには相当な雑味が隠れていたようである。恐らく欠点豆を取り除いていないのであろう。あるいは短時間熱風焙煎に起因するものもあるかもしれない。とにかくこの点ではSCAJの定義するスペシャルティ・コーヒーから外れている。曰く「持続するコーヒー感が甘さの感覚で消えていくこと」という点である。自分で焙煎したコーヒーは限りなく完璧に欠点豆を取り除くので、飲み終わった後にずっと甘さの感覚が残る。
珈琲問屋スペシャルティ珈琲


ところで先日、昨年5月に注文したCormorant CR600焙煎機がついに届いて、早速使い始めているが、この焙煎機で煎るとなぜかとても甘い珈琲が出来上がるようである。プロファイル管理ソフトのArtisanも繋いで、もういきなり超面白いマシンである。詳細はまた別の機会に!

CormorantCR600試運転

ついでに!
作りかけのログハウスの写真をFBに上げたら、昔の同僚がCGでこんなものを作ってくれた。なんだかいい感じかも。Coffeeがなぜか Koffeeとなっている。ドイツ語だ。ちなみに彼は英国人。なぜ?

Kaz喫茶

ログハウス本日の状況(屋根貼り最終ステップ)

最近ログハウス作りで忙し過ぎて夜は疲れてブログの更新を怠っていたが、久しぶりに状況をお伝えしたい。ログ積みを終えて、水切り板金、破風板や一部の鼻隠し板を取り付けた後に5本の棟木の上にキット付属の野地板(20㎜)を全面に貼る。居住性を考えないならこの後に屋根材を載せていけば完成なのだが、今回僕が作ろうとしているのは接客も考慮した焙煎小屋なので、ちゃんと断熱材も入れることにした。これがとてつもなく手間がかかる作業で、ザックリと以下の手順になる。居室の上に断熱材(スタイロフォーム)を載せるためには空間が必要なので、断熱材の間隔にピッタリ合わせた間隔で垂木(2x4材)を左右の屋根に取り付ける。なにしろ屋根が思ったより大きいので、4.8mの2x4材から完全な垂木は1本しか取れず、残りは少し継ぎ足して2本目を作る作業で、合計30本ほど立てて、やっと断熱材を敷ける状態に。断熱材の下に先に透湿防水シート(タイベック)を敷いておくことも肝心。こんな感じ。
ちなみにこのシートは1m幅の50mのロールで売られており、ネットだと14000円とかしているが、近所のビーバープロ(町田木曽店)だと3000円ほどで買えた。ラッキー!
ログハウス断熱材

その後にべニア(針葉樹の構造用合板 12mm - キット外)で蓋をしていくわけだが、これが縦の1.8mでは屋根の長さに少し足りず、まず頂点の隙間が最小になるように左右の屋根に上から縦に並べて貼っていった後に、軒先側には横に長く切ったしたべニアを貼って全面の蓋をする。ただし軒先に5㎜、屋根の稜線部にも空気の流れを作るための空間を微妙に残す必要があり、結構ミリ単位の作業となる。


ログハウスべニア貼り

ここまで来たら残りの鼻隠し版を付けてアスファルト・ルーフィング(キット外)を敷いて完全に防水する。ルーフィング材は壁用の0.5㎜厚と屋根用の1㎜厚があるが、当然後者を選ぶ。これが幅1mで一本21mのロールなので、僕のログハウスでは屋根の長さがが5.3強あるので、1ロールでは足りず、2本必要であった。ちなみにアスファルト・ルーフィングもビーバープロが圧倒的に安い。1ロールが42000円ほどだったかな。ここまでやると建設現場でよく見る緑い屋根が出来上がる。
さて下記が今朝の状態。今日は頑張ってアスファルトシングルを下から瓦のように重ねながら貼っていく作業を何とか終わらせて、週末は床づくりに取り掛かりたいと思う。

ログハウス0310
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