香豆火珈琲 (Kaz - Feel - Coffee) - 引越し済


KAZUHICOFFEEは 2021/11/11に開業いたしました。 屋号はそのままKAZUHICOFFEEです。

新HP: https://kazuhicoffeelab.com/
旧HP: http://www.kazuhicoffee.com/
Base: https://kazuhicoffee.thebase.in/

今はまだ珈琲豆のネット販売と時折行う焙煎教室だけですが、これから珈琲の家庭焙煎や小型焙煎機のコンサルティング業という分野を開拓したいと考えております。まずは発明工房さんの「煎り上手」や安価な小型ドラム型焙煎機などにちょっとした装置をつけて、焙煎プロファイルがリアルタイムに見えるようにすることで、短期間で焙煎の技術を学んだり、既に焙煎を開始されている方の技術が上達するようなプログラムを用意したいと考えております。これからまだまだやること山積ですが、まずは出発致しましたことお知らせ致します。 珈琲が仄かに好きという皆様が、もっともっと本物の珈琲のことを知って楽しんで頂けるようにすることが次の自分のミッションだと考えております。家庭用サイズの小型焙煎機を海外から輸入して販売する等も計画しております。皆さまが美味しい珈琲をいつでも気軽に楽しめるようにすることを全身全霊でサポートしたい!!

2020年09月

高品質で焼きやすい珈琲生豆

先日のコーヒーインストラクター3級セミナーの後に参加したMETAD社のエチオピア豆紹介で
一番美味しいと感じた Gotiti Naturalの生豆をマドゥーラ珈琲から1Kgだけ入手したので、早速焙煎してみた。今回は一ハゼ開始後75秒で止めて、ライト~ミディアムローストに仕上げてみた。重量減は86%と自分としては一番浅煎りの部類であるが、焙煎2,3時間後に珈琲液にしてみたら、非常に心地よく複雑な酸味が感じられ、フルーツ・ボムと呼ぶのが相応しい果実感は確かに美味しい。この珈琲を飲んで「美味しい」唸らない人はほとんといないと思われるレベルである。

Gotiti生豆
EthiopiaGotitiミディアムロースト

実は前から抱えている僕の中の大事なテーマが、高品質で焼きやすい生豆さえ用意できれば、少しの手ほどきを受けた初心者が原始的な焙煎機で焼いても、ローストチャンプ級が新進気鋭の焙煎機で焼いても、最終的な味にさほど大きな差はなく、少なくとも一般人にはどちらも甲乙つけ難い美味しさが味わえるのでは、ということである。

僕自身、珈琲に関してはそれなりにお金をかけて研鑽してきて、直近の2,3年は基本的に自分の焼いた珈琲以外、勉強のためのスペシャルティコーヒー以外飲まないようにしているが、自分の焼いた豆で十分に美味しいと思うことが多い。というか、買ってきた焙煎豆でこれは凄い、ちょっと自分にはまだ真似できないな、と思うことはむしろ少ない。

本日はスマトラ・クリンチマウンテンも焼いたが、これもその類である。豆自体が大変なプレミアム級で、自分で焼いたこのマンデリンより、美味しいマンデリンは早々お目にかかれない。もちろんどんなに良い生豆でも焙煎で台無しにすることは簡単であるが、良い豆のポテンシャルを80%程度引き出す程度の焙煎技術なら、意外と簡単に到達できると考える次第である。まぁ味の安定性を確保するのはそう簡単ではないが。

クリンチマウンテン生豆
クリンチマウンテン・シティロースト

最近手に入れた中ではこの豆もそうである。エチオピア・ゲイシャビレッジのウォッシュト豆。
かなりのプレミアム品で、まだ焼いていないが、自分の中ではもう確実な美味しさが想像できているのである。
エチオピア・ゲイシャ・ウォッシュト

ちなみにこの豆でも1㎏で2000円ほどであり、一杯の珈琲に換算すると豆代はせいぜい30円程度にしかならない。僕がこれから広く家庭焙煎を勧めることを仕事にしたい所以である。

SCAJカッピングセミナー

昨日はSCAJ主催の初級カッピング・セミナーに参加してきた。開催場所は昔、仕事でよく行った
新橋ワタルビル、なつかしや~

9時半から1時間弱のお昼を挟んで16時まで、座学1時間の後に3回のカッピングセッションをこなすもので、各回は4種類の珈琲をブラインドでジャッジする。最後のセッションでは各個人へのアドバイス付き。最後で豆の産地と種類を種明かししてくれた。
初回セッションは、Commodity豆が2種、Speciality、CoE豆が各1つというグラデーションで、僕の採点は当然そのようになったが、キャリブレーションがちょっと高得点に触れてしまった。2回目は同じ豆をシャッフル。これが意外と違って見えるのが不思議。Commodity豆の1つがスマトラ・リントン産に感じてしまい、これを高く評価し過ぎてしまった。実際はブラジル豆。3回目は1つ新しい豆が加わって、一番低いCommodity豆が、別のCoE豆と入れ替わったもので、慣れてきたこともあり、3回目のセッションは全て講師の評価と同じレンジであると誉めて頂けた。

12名の生徒に対して講師が5名という、なかなかの充実のセミナーであった。
この時期に頑張って会場を用意してくれた講師陣に感謝!
カッピングイベント風景



最強コーヒー、そしてナギコーヒー

この1か月、来月の引っ越し先の町田と今の自宅の往復ばかりしていたが、今日はコーヒーマイスター養成講座なるものに参加するため久しぶりに都内に。実は前日までコーヒーマイスターの試験日と勘違いして教科書内容の暗記に励んでいたのだが、直前で試験は11月で今日は単に講習会であることに気付いてちょっと拍子抜けするという間抜けを犯してしまった。実際は3時間のうち2時間以上はカッピング体験会のような内容で、明日参加予定の同じくSCAJ主催のカッピングセミナーとは内容が被ることが多そうである。 さてそれはさておき、折角都内に出たので講習後は当然飲み歩きを少しばかり。

一軒目は講習会会場と同じ神谷町駅付近の「最強のバターコーヒー」、シリコンバレーの実業家Dave Asprey氏が自分をハッキングしながら開発したというやつ。実際バターコーヒーは毎朝、妻が飲んでいるし、自分自身も1か月ほど朝食をバターコーヒーにしてみたことがあり、前から代々木店の方は気になっていたが、高いので敬遠していた。一方、神谷町店は開店セール中でサンドイッチ半額とあり、ここは入るの一手 (^^;

SaikyoCoffeeFront
SaikyoMenu

バターコーヒーはニュージーランド産グラスフェッドバターを使ったスタンダード版を選択。
このバターは僕がいつもオーケーストアで購入しているものと同じだ!
SaikyoButter

出てきたコーヒーはこんな感じ。飲んでみると、まさに自分が毎日作っているものとほぼ同じ味であった。今日のコーヒーはエルサルバドル産、と表示されていたが、正直、バターの香りが強いのでベースはどの珈琲でも一緒かもしれない。
SaikyoNewZealand

半額で買ったサンドイッチはサイズも極小。「小っちゃ」と思いながら3,4口で食べてしまったが、考えてみればバターコーヒーは食事に代わるものであり、サンドイッチを付けること自体が邪道か。
SaikyoSand


神谷町から日比谷線、そして東急東横線に乗り換えて横浜に戻る途中、やっぱり小腹が空いてきて、直前の反町駅で降りて、今度は以前にチェックしていたNAGI COFFEEへ向かった。

NagiFront

ここの目当ては実は珈琲ではなくサンドイッチだったりする。
コーヒーはちょっと珍しいペルー・マチュピチュ産を注文したらサイフォンで出てきた。これなら小さめのカップでも問題ない。サイフォンの良いところだ。珈琲はなかなかユニークな香りでカルダモンのようなエキゾチックなフレーバーを感じた。

NagiPeruMachu

で期待のサンドイッチは、御覧のとおり。超でっかい! 最強さんとは真逆だ。
アボガド、スライスチーズ、各種野菜の圧縮サラダで、きっとパンから出して広げたら大盛サラダになるに違いない。

NagiSand

入店したときはちょうど店主が珈琲豆を焙煎中で、豆を出した直後は店の中は煙だらけ。
焙煎機は1Kg程度のサイズのパンチングドラムの直火方式。 コーヒーカップは資生堂。
NagiSmoke

長時間焙煎と説明が出ていたので、店主と少しお話したら、蒸らしだけで10分ほどかけて、1バッチにトータル30~40分もかけて焙煎するそうで、これはもう日本でも(いや世界でも)三本の指に入る非効率な自家焙煎珈琲店かもしれない。この焼き方では実際の焙煎度よりも豆表面の色が濃くなるらしい。ちなみにモクモクした店内を見て、往時の大坊珈琲店を彷彿させるなと思っていたら、店主もそれを意識しているそうである。

長時間焙煎に興味を持ったこともあり、帰り際にブレンド豆を200g/980円を購入。帰宅後、早速淹れてみたら、オーソドックスながら、なかなかバランスの取れたよいブレンドであった。コロンビア、ブラジル、グアテマラ、マンデリンのアフターミックス、しかも意図的に焙煎日をずらして香りの変化を楽しめるようにしている、とのこと。なかなかやりますな。
NagiBrend

DR.MAHN ハンディーロースター

会員である僕のところには毎月、珈琲問屋から今月のセールのハガキが届く。僕の3号機であるGeneCafeロースターを珈琲問屋の年始セールで(かなりお買い得に)買ったのは以前のブログに書いたが、この店はセールとなると、特に器具に対しては、なかなか思い切った値段を付けてくる。今月はDr.Mahnのハンディロースターである。生豆300gのおまけ付きで税込み3980円はかなり安い。例えばアマゾンで検索すると6600円であった。¥6,689 + ¥800 配送料 などとなっているサイトもある。ということで送料がもったいないし、本日、横浜店まで買いに走った。

この手焼き焙煎器は大胆にも上面が全面的に開口しており、一見、激しく振ったら豆が飛び出しそうだが、ネット動画で焙煎の様子を見る限りちゃんと縁でガードされていて大丈夫そうである。パンチング・ホールが全面に開いているので、文字通り直火焙煎である。伝導熱メインで焼くと珈琲豆は美味しくなるのか、そうでもないのか。早速実験してみたいところだが、ユーチューブで検索した動画を見ると、チャフの散らかり方が半端なく、間違ってもキッチンのコンロは使うべきではなさそうである。取り合えず風の無い日に庭先に出てカセットコンロで実行しようと思う。

MAHNロースター

結構でかい。直系22㎝、全長40.5cm である。持った感触は天然木の手触りが気持ちよく悪くない。
大きさからみて一度に100g程度は煎れそうである。
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