香豆火珈琲 (Kaz - Feel - Coffee) - 引越し済


KAZUHICOFFEEは 2021/11/11に開業いたしました。 屋号はそのままKAZUHICOFFEEです。

新HP: https://kazuhicoffeelab.com/
旧HP: http://www.kazuhicoffee.com/
Base: https://kazuhicoffee.thebase.in/

今はまだ珈琲豆のネット販売と時折行う焙煎教室だけですが、これから珈琲の家庭焙煎や小型焙煎機のコンサルティング業という分野を開拓したいと考えております。まずは発明工房さんの「煎り上手」や安価な小型ドラム型焙煎機などにちょっとした装置をつけて、焙煎プロファイルがリアルタイムに見えるようにすることで、短期間で焙煎の技術を学んだり、既に焙煎を開始されている方の技術が上達するようなプログラムを用意したいと考えております。これからまだまだやること山積ですが、まずは出発致しましたことお知らせ致します。 珈琲が仄かに好きという皆様が、もっともっと本物の珈琲のことを知って楽しんで頂けるようにすることが次の自分のミッションだと考えております。家庭用サイズの小型焙煎機を海外から輸入して販売する等も計画しております。皆さまが美味しい珈琲をいつでも気軽に楽しめるようにすることを全身全霊でサポートしたい!!

2019年09月

珈琲豆のソーティング

先日のQグレーダー体験セミナーの中で、生豆から欠点豆を取り除くソーティング作業に使ったのは黒いマットでした。そこで早速、黒いトレイを購入してみました。今までは白いトレイでソーティングしていましたが、確かに黒いトレイの方がちょっと具合がいいかもしれません。

黒いトレイ

ついでに、本日焙いたコロンビアウィラのアームズメソッド+フレンチローストの写真を掲載します。アームズメソッドは酸味が出やすいのでどうしたものかと思っていましたが、ミライシーズの伊藤さんから、アームズメソッド創始者の竹村さんは深煎りにしているよ、という話を聞いたのでやってみた次第です。豆の表面には全く火傷もなく、なかなか綺麗にフレンチローストが出来上がりました。味はどうかな。
フレンチロースト




Qアラビカグレーダーコース1日体験セミナー

先週は日本スペシャリティコーヒー協会主催のQアラビカグレーダーコース1日体験セミナーに参加してきました。場所はポートアイランドのUCCコーヒーアカデミー。珈琲最難関資格の一つ、Qグレーダーを目指す人達が24名ほどがグループに分かれて、朝から夕方までみっちり、ほぼ全教科を(さわりだけ)勉強します。

まずは味覚の鋭さを見るテスト。超薄い食塩水、砂糖水、クエン酸水をそれぞれ3段階の濃度で9種類の水溶液を使って、それらを混合した水溶液の内容を当てるというもので、いきなり難易度高いっす(^^;
Qグレーダー・センサリー


Qグレーダー・センサリー2

お次は、36種類、4グループ(Enzymatic, Sugar Browning, Dry Distillation, Aromatic Taints)のアロマをかぎ分けるテスト。こちらもわかりやすいものもあるけど、とても繊細な違いしかないものもあり、特訓が必要そうです。しかし、Le Nez du Cafeのアロマキットは4万円近くするらしい。(==)
Qグレーダー・オルファクトリー

グリーン・グレーディングは日々、生豆に触れている僕には比較的楽勝科目かも。
Qグレーダー・グリーングレーディング

Qグレーダー・グリーン豆

意外と難しいのがカッピングの記入。カッピングプロトコルを覚えて、短時間で書式に正確に記入していく必要があり、これまた特訓が必要そうです。(汗;

一覧はこんな感じ。本番は、6日間連続の研修・試験を受けて、期間中に8科目20試験全てに合格しなければならない、一回のテスト費用も33万円という超難関。でもいつかは取りたいぜぃ!
Qグレーダー試験内容




珈琲店 Coffea

3連休の後半を利用して、山形県鶴岡市の珈琲店Coffeaに行ってきました。自宅の横浜からちょうど往復1000Kmの旅でした。伝説の名店、吉祥寺もかで11年修業されたというマスターがこの地に珈琲店を開いて27年前だそうで、ぱっと見た限り珈琲店に関しては不毛のこの辺りに、ポツンと建っています。
Coffea_Shop
入店前の明るいときと、飲み終わって店を出たとき(夕方6時過ぎ)の様子。

Coffea_店内
一見、無口なマスターですが、珈琲の話題でしゃべりかけると意外と饒舌だったりします。
往年の標さん同様、喫茶店、珈琲店では珍しい白衣を着ています。
食器はどうやらメニューが同じなら同じものを使うようで、各種類6~8客ずつ揃えてあります。

Coffea_Straight
色々と頼んでみました。すべて深煎りネルドリップ。抽出時間3分10秒。
豆の分量を訊いてみたら、「10gちょっと」という素っ気ない返事でしたが、見た感じでは15gくらいは使っているようでした。お湯はぶくぶく沸騰しているものをユキワのポットに移し替えてすぐ抽出開始なので95℃くらいあるでしょう。豆の量も抽出量も目分量という職人の世界です。この店の特製ネルも入手したので自分でもまた実験してみたいと思います。

Coffea_Dolche
これはドルチェ・ブレンドのカップで、大倉陶園のビンテージっぽいもの。風情があります。

Coffea_Exstract
ローゼンタール社のゴージャスなデミタスカップで出てくる珈琲のエキス。最初から甘みがついていて、濃厚さに痺れます。

Coffea_ExellentWeiner
Excellentウィンナー珈琲には、珈琲のエキスが使われています。Coffeaでもっと高価な一品。
Coffea_Menu
嶋中労さんの小説にも出てくる、一生完成しないと思われる、ロトント・ブレンド(準備中)が掲載されたメニュー。番号やら、メニューやらにあちこちに訂正が入ったままで、なんだかお茶目です。

とてもいい時間が流れていました。

SCAJ2019-走り回った二日半

今年もSCAJ行ってきました。3日間全部行くつもりでしたが、木曜日午前中だけは仕事が入ってしまい二日半のフィーバーでした。普段はそう簡単には飲めない貴重な珈琲を飲みまくりましたが、流石に品質のいい珈琲は胸やけとか全然ありません!
SCAJ2019会場
SCAJ2019戦利品
戦利品の数々です。買ったもの、頂いたもの色々ですが、最初に頂いたパナマのGeisha生豆と、閉会直後に通りかかったインドネシアのブースで頂いた Kopi Luwakは本当に値打ちモノで、焙煎が大変楽しみです。
SCAJ_Wataru_Cupping
そこかしこでやっていたカッピング・イベント。いろいろと7,8回は参加したかなぁ。中でもニカラグアのカッピングは珍しくてとても面白かった。
SCAJ_YunnanCoffee
今回から参加していきなり高いプレゼンスの中国雲南珈琲。生豆を配りまくっていました。二日目のイベントも盛大でした。僕もSCAの個人会員ということで、ちゃっかり参加。目の前に丸山会長がいたので、話しかけてみたらとても気さくな方でした。先日行って感動した、丸山珈琲軽井沢本店は奥さんの実家だそうです。
SCAJ_Latte
バリスタチャンピオンが作るとラッテのスワンは、飲み終わる直前まで同じ形のまま! 驚異的!!
SCAJ_Ethiopia
エチオピアのセレモニー。ムード満点でしたが意外と雑な焙煎。試飲するとやはり雑味がタップリ。(^^;)
SCAJ_Panama
史上最高得点、453gで11万円で落札されたというパナマ・エリダ農園のゲイシャやカトゥアイ・ナチュラルも試飲できました。凄い味でした。ASD(Anaerobic Slow Dry)というのは、嫌気性発酵という特殊な発酵方法だそうで、今回初めて知りました。ハニープロセスだけでなく、途中で特別な酵母を加えたり、リンゴ酸を加えたり最近は発酵過程でがらりと味を変えてしまうプロセス方法が増えています。
SCAJ_Taiwan_Roaster
台湾の全自動焙煎機。初めて見ましたが、ハゼ音を聴く聴診器みたいなものがついていたり、なかなか面白い。コンパクトでいいかも。
SCAJ_ポーズ決め
このバリスタは、このポーズで人気がありとても有名らしいのですが、僕は知りません。
SCAJ_Kalita_Pot
カリタの温度設定可能な電気ポット(発売前)。コンパクトで美しい。欲しくなります。
SCAJ_ZProQ_Mill
ZProハンドミルの持ち運び版(Q2)がMakakeで受注開始。会場で一目ぼれして、早速2式分(4万円)を発注。12月に届くのが楽しみ~
SCAJ_CoffeeProcess
SCAJ_Probat
Probat社の焙煎セミナーの一枚。勉強になります。SCAJ_HandDrip協会
日本ハンドドリップ協会の人々。ペーパーをチョキチョキ切って点滴でとても飲みやすい珈琲を淹れてくれます。なんだか楽しそう~
SCAJ_Laurina
ローリナ種やユーゲノイデスという希少種も試飲させて頂きました。皆さん、ありがとう!!!

まだまだ色々ありましたがブログの紙面が狭すぎて伝えきれず。とにかく大満足の二日半でした!!

猿楽珈琲さん

今日は台風15号の接近で、快晴→突然の強い雨→どんより→快晴→パラパラ(ずっと蒸し暑い)みたいな天気だったので都内に出掛けるのは諦めて、家から車で15分ほどの弘明寺、猿楽珈琲に行きました。店は築60年くらいの古民家風長屋の一戸分で、一見して30年くらいやってそうですが、実はここは4年ほどで、その前は代官山で36年ほどやっていたそうです。
メニューは実にシンプル。 https://sarugaku23.jimdo.com/品書/

カウンターは先客がいたので、急な階段を上って2階席へ。そこは小さな音でジャズが流れているだけで薄暗く不思議な空間でした。客は自分だけ。西荻の珈琲杖さんの2階席と似ています。
猿楽2F

苦めの珈琲と豆乳レアチーズケーキを注文して待つこと10分ほどで出てきました。
猿楽珈琲&ケーキ
カップはアンティークな感じの大倉陶園のもの。裏返してみると、、、
猿楽カップ
おや、B級品ですね、これは。(^.^)
帰りに勉強のためモカマタリ豆を少しばかり。700円/100g。
店主が筆ペンで「にがめイエメン」と書いてくれましたが、達筆なのにちょっとビックリ。(・o・)
猿楽モカマタリ

ちなみに入り口はこんな感じ。通りすがりの人はまず発見できないでしょう。
猿楽玄関
左下隅に、ごく控えめに「猿楽珈琲」と書いてありますが、この角度では光って見えませんね。


漫画でも勉強!?

前から気になっていた漫画をメルカリで7巻まとめて買いました。送料込みで1650円でしたが想像していたよりずっと綺麗な状態でした。コーヒーハンター川島さんの監修というのがミソです!

僕は珈琲が


喫茶いずみ

千葉遠征の2軒目が船橋の喫茶いずみ。ごらんのとおり、店構えはむっちゃ昭和しています。それも昭和50年代。
喫茶いずみ玄関

息子はエチオピア中煎り、僕はケニア深煎りを注文。とても個性的でどちらも素晴らしく美味しかった。いつもにこやかな店主もいい感じ。
喫茶いずみ珈琲(ケニア)
カップが同じなので見た目は同じだけど、味は全然違います!
千葉の珈琲人はカップにはあまり凝らないのかな。

喫茶いずみロースター
さりげなく、僕のと同じユニオンのサンプルロースターが。これは普段の焙煎ではなく人に教えるときに使うそう。 でも一番、感動したのはこれ。店主が書いたと思われる珈琲店の相関図。素晴らしい。
喫茶いずみ珈琲分類

ちなみに赤丸は僕がつけたもので、訪問済みの店。

Cafe Rhythm

昨日は息子をお供に、ネルドリップ協会の冊子に掲載の珈琲店の中でも特に遠方の2軒を訪問するため、千葉まで繰り出しました。一見目は南柏のカフェリズム。今はなき名店、大坊珈琲で20年ほど前に7年ほど働いて、当時大坊さんや奥さんに代わってネルドリップもされていたという店主がいます。メニューはまさに大坊珈琲直系だけが許される濃度だけで何種類ものメニューを作るもの。今回は25g/100ccのブレンドを注文しました。ちょっと測ってみると、2杯分を一度にいれるときは5g減らして45gの粉を使って、1つ前のお客が7分、自分たちのが5分半かけて点滴抽出。カップはとてもシンプルなもの。味はまさに大坊珈琲系でした。同じ手回しロースターで同じように焙煎して、同じようにネルドリップすれば、まあ近い味になるのは当然なのでしょう。最初に濃く抽出して、途中で別の容器に薄い成分を抽出して、薄い方を濃い方に少し混ぜて最終的に味を調えるやり方も大坊さんと同じでした。
店主と色々と楽しい話ができてとてもいい時を過ごしました。
CafeRhythm抽出
CafeRhythm珈琲25g
CafeRhythmメニュー

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