ここのところ家の引っ越しで忙しい日々が続いており、なかなかブログに手が付けられていないが、昨日飲んだSEVEN CAFEのグアテマラブレンドにはちょっと衝撃を受けたので報告したい。

僕は3大コンビニの中では常にセブンイレブンを選ぶようにしている。順位付けは、

 セブン>ローソン>>ファミリーマート

である。この順位付けの理由は2つあって、まず大きいのは添加物やトランス脂肪酸の使用量である。この点において、セブンには減らそうという努力がかなり見られるが、ローソン、ファミマにはそれが感じられない。そしてもう一つがATM使用手数料である。僕がメインで使ってきた三井住友は一定の条件を満たすと、セブンとローソンでは月に3回までは利用手数料が無料となるが、うっかりファミマで入出金をすると、自分のお金の出し入れなのに110円とか220円とか取られて悔しい思いをする。ということで僕にとって両方を満たすセブンが第一選択肢となっている。それはさておき。

セブンカフェ・ガテマラブレンド

僕が温めているコーヒー・ビジネスにおいて、SWOT分析でいうところの最大脅威の一つは、コンビニ・コーヒーだと考えているが、その中でもやはりSEVEN CAFEの飲みやすさは突出している。もちろん、美味しい! というレベルではないが、兎にも角にもこの価格でストレートで普通に飲める、というのは驚異的だと思う。 そのセブンが期間限定バージョン第2弾として「グアテマラブレンド」を発売したというので、荷物運搬のための前の家と新居の往復中、早速飲んでみた。

抽出液の見た目は赤いカップに入っていること以外、普通の機械抽出コーヒーの風情。しかし一口飲んでみて「うむ」、となりさらに少し温度が下がって飲み進むうちに「う~む、う~む」と唸ってしまった。普通のSEVEN CAFEは飲みやすいが凡庸な味、しかしこちらは香りからして異なり、チョコレートフレーバーの中に控えめながら良質な酸味があり、非常にバランスの取れた味でハッキリと美味しい。珈琲専門店で500円で出されても大半の人が納得するだろう。

これで20円高いだけ、というのは凄い、としかいいようがないのだが、よく考えてみると一杯のコーヒーに占める豆の原価は実に小さく、例えばキロ当たり2000円も出すとSpecialty どころか、Top Specialtyレベルの生豆も買えてしまうことを考えると、一杯に10g使うなら20円ちょっと。豆代を20円上げるならばなんだってできる、ということになる。 大半の店は、高い豆を使ったら、それ以上に高いプレミアム価格を付けて儲けようとするが、セブンの場合、通常SEVEN CAFEと同じ利益率にしたのだと思われる。これなら納得できる。