香豆火珈琲 (Kaz - Feel - Coffee) - 引越し済


KAZUHICOFFEEは 2021/11/11に開業いたしました。 屋号はそのままKAZUHICOFFEEです。

新HP: https://kazuhicoffeelab.com/
旧HP: http://www.kazuhicoffee.com/
Base: https://kazuhicoffee.thebase.in/

今はまだ珈琲豆のネット販売と時折行う焙煎教室だけですが、これから珈琲の家庭焙煎や小型焙煎機のコンサルティング業という分野を開拓したいと考えております。まずは発明工房さんの「煎り上手」や安価な小型ドラム型焙煎機などにちょっとした装置をつけて、焙煎プロファイルがリアルタイムに見えるようにすることで、短期間で焙煎の技術を学んだり、既に焙煎を開始されている方の技術が上達するようなプログラムを用意したいと考えております。これからまだまだやること山積ですが、まずは出発致しましたことお知らせ致します。 珈琲が仄かに好きという皆様が、もっともっと本物の珈琲のことを知って楽しんで頂けるようにすることが次の自分のミッションだと考えております。家庭用サイズの小型焙煎機を海外から輸入して販売する等も計画しております。皆さまが美味しい珈琲をいつでも気軽に楽しめるようにすることを全身全霊でサポートしたい!!

2020年08月

謎のハワイカウ・ドリップパック

先日カルディ・コーヒーファーム横浜ジョイナス店で珍しいものを見つけた。生産量が少なすぎて市場にあまり出回っていないハワイカウ豆を100%使っているというドリップバッグ、税込み189円。なんだこれは! うーむ、ハワイカウを毎週焙煎している僕としては、ちょっとこれは見逃せない、と思い、取り合えず1つ購入。裏の説明を見ると本物っぽい。輸入品らしく、日本語訳が貼り付けてあり、剥がすと同じ内容の英語原文が見える。
ハワイカウ・ドリップパック


パッケージを開けるとこんな感じ。色合いからはミディアムハイ・ロースト程度で粉の挽目はあまり揃っていない。
ドリップパック中身

さて先ほどこれを書かれている手順通りに淹れてみた。95度のお湯で20秒蒸らしとある。ふむふむ。
パッケージを空けたときの香りは弱く、特に良いか香りとも言えずあまり期待はしていない。

ハワイカウ・ドリップパック完成


さて抽出した珈琲を飲んでみると、果たして意外と悪くない。とても穏やかで飲みやすい味は、カウコーヒーの特徴でもあり、冷めてくると仄かな酸味が立ってきてフルーツ感がないとも言えない。ただ如何せん粉の状態でパックされたものなので当然鮮度は感じられず、完全に冷めてから飲むと少し古さと雑味を感じて、アフターテーストに甘さはない。これはやはり鮮度の問題なのか。

結論としては、どうやら本物のカウ珈琲らしいと思った次第。ただ値段的に本当にエクストラファンシーの格付け豆を使っているかは少し怪しい。

でついでにこのバッグを作っているオシアナス・ヴィントナーズのウェブサイトを覗いてみた。
加工食品全般を扱う会社で場所となっており、珈琲豆で検索するとハワイ豆ばかりでコナもカウも各種扱っている。なんと生豆もあり値段的に1㎏当たり8000円程度はだいたい相場である。

このドリップバッグに使われている10gは、焙煎の目減りも考慮すると約100円分となり、バッグへの加工費を考えると189円はやはり安過ぎる。恐らくEXファンシーではなく、ファンシーかNo1を使っているのではないか。

オシアナスのハワイ豆
オシアナスのハワイ生豆

ちなみに、僕はこの手のバッグをドリップバッグと呼んでいたが、ドリップパックという言葉もあり気になったので検索エンジンで多数決を取ってみた。
ドリップバッグvsパック


結果はドリップパック (Drip Pack)が圧勝であった。

第32期コーヒーマイスター養成講座

随分前に申し込んで、コロナでいったん延期(キャンセル)になって、再度申し込みして、そこから首を長くして待っていたコーヒーマイスター教本が本日ついに届いた。やったぜ!

コーヒーマイスター教本梱包

本文が117ページ、模擬試験が7ページ、資料が約20ページといった構成で、なかなか立派なバインダーにまとめてある。カッピングスプーン付き。自習して最後に集合試験を受けて合格すれば晴れてコーヒーマイスターとなるが、その後も3年ごとに更新しなければ資格失効というもの。でもやはりこの資格は基本中の基本なので取るの一手。これを取らずに珈琲道を進めるものか! という感じ。(^^; 

コーヒーマイスター教本


さて今日から毎日勉強頑張るぞ~、と言いたいところだが、実はもうすぐ家の引っ越しを予定しており、ここのところその準備でやたらと忙しい。とはいえ僕にとって焙煎だけは最優先事項であり、今朝も手廻しで3バッチ。いや、本当に暑かった! 

ということで問題は本格的に勉強モードに入る前に寝落ちしてしまうことだな。。(*_*)
今朝の3バッチ



スマトラ・クリンチマウンテン

先日参加したセラード珈琲のコーヒーインストラクターのセミナーで供された珈琲、マンデリン・クリンチマウンテンがとても美味しかったので生豆を入手したかったのだがセラードさんでは完売。うむ、来年は手に入れたいぞ、と思っていたら、ワイルド珈琲にはまだ残っていたので早速購入してみた。

クリンチマウンテン完売(セラード)


実は僕はマンデリンの土臭さが好きになれず、リントンなどの比較的高級なマンデリンでも、時々飲んでみては、「やっぱり違うな」とどちらかというと避けてきた。しかしこの豆はちょっと違う。同じスマトラ式精製でもクリンチ山(3805m)という富士山並みの高さの山の麓で作られたからなのか。売り文句は「神々の住む山」である。いつか登ってみたいな。

クリンチマウンテン商品説明
https://www.cerrad.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/05/5b7b42f15043b211eaf3ebecd234d8f5.pdf

さて、この豆を早速、Union手回しロースターでセラードさんのときと同様なフルシティ程度に煎ってみた。一粒噛んでみると上品な苦みはあっても土臭さは感じられず、なかなか良い感じである。

インドネシア・クリンチマウンテン

クリンチマウンテン抽出

ペーパードリップしてみた。旨い! やっぱり旨い! 

高貴な酸味と抑えの利いた苦みとのバランス、マンデリンの良い特徴だけを取り出したような深い香り、フレーバー。これはいい。来年また新豆が入荷したら10-20㎏くらい入手したいと思う。

完全手作りコーヒーゼリー

巣ごもり生活でお菓子作りを始めた人が多いと聞くが、そもそも僕の場合、現在無職なのでコロナとか関係なく家にいる時間が圧倒的に多い。必然的に料理も色々するようになっているが、最近よく作るのが自家製ジンジャーシロップ(有機生姜、キビ砂糖、ハチミツ、シナモン、クローブ、カルダモン、ローレル、スターアニス、黒コショウ、鷹の爪、レモンゼスト、水)と、コーヒーゼリーである。

ジンジャーシロップを炭酸水で割ると最高のジンジャーエールが出来るわけだが、こちらは珈琲と無関係なのでこの先の蘊蓄は割愛。さて、このコーヒーゼリーは砂糖とかの甘みは全くなしでとても美味なので高1の娘にも大好評である。作り方は以下のとおり。
  1. 良さげな珈琲生豆を用意して中煎りに焙煎したものを、中細挽きで40g用意
  2. 珈琲サーバーに1の珈琲粉、600ccの浄水を入れて攪拌。冷蔵庫で一晩寝かせる
  3. 翌朝、ペーパーで濾すと美味しい水出し珈琲が完成 (カミさんの朝食兼)
  4. 適量をゼリー用容器に取り分けて、そこからさらに50ccくらいを取り分けて鍋に入れ、ゼラチンを加えて50~60度に加熱してゼラチンを溶かす
  5. 鍋ごとフライパンに張った水に漬けて粗熱を取ったら、ゼリー容器の元の珈琲に混ぜて、冷蔵庫で4時間ほど冷やすと完全手作りコーヒーゼリーが完成!
  6. お好みで牛乳をかけて食すと、ほっぺたが落ちそうになるほど美味しい!
コーヒーゼリー準備
今回はホンジュラス・アルモンテハニーの豆を使用

ゼラチン投入
ゼラチンはカッピングスプーンで軽く一杯程度

コーヒーゼリー完成

コーヒーゼリー(ホンジュラス)
美味いよ~(^^)/

ステップ3まではこの数年、ほぼ毎日続けている作業なので、あとは翌朝に所要時間10分ほどで追加メニューのゼリーを作れるわけである。慣れると寝ぼけたままでも作れるし、多めに作って2,3日置いても美味しいのだ。

ニカラグアのコーヒー

現在僕は阪東橋のKope花伝カフェの珈琲の一部について焙煎を担当をさせて頂いているが、今まで取り扱っていたコスタリカ・エルバス・レッドハニーの代わりの豆を何にしようかと相談されて、同じ中米産で綺麗な酸味が出せそうなニカラグア・ウォッシュトを選んでみた。実は少し前に1Kgだけ買ったニカラグア・ジャバニカ・ナチュラルが欠点豆がほぼゼロの綺麗な豆であるだけでなく予想以上に美味しかったこと、それに先日バックルコーヒーで飲んだニカラグアも大層美味しかったこと、その他にもこのところサードウェーブ系の店でもニカラグアのコーヒーをチラホラ目にするなぁ、といったところが選択した理由である。

仕入れはワイルド珈琲で、産地は先回と同じヌエバ・セゴビア地区である。栽培種はジャバとなっている。ジャバはエチオピア原種(アラビカ種-Ethiopean Heirloom)がインドネシア・ジャワ島に持ち込まれて品種改良されたものがさらにニカラグアに伝わったもので、見た目はガテマラなどの生豆と似ているが若干細長い豆が多いような気がする。
ニカラグア・ジャバボスカ生豆

さて、本日は天気も良かったので庭にGene Cafeを持ち出してこのニカラグアを浅めに焙煎してみた。焙煎直後の豆で珈琲を抽出してみると、なるほど良い香りがある。酸味も綺麗で、これは2,3日置けばもっと美味しくなるぞ、という手ごたえを感じた。

ニカラグア・ウォッシュト焙煎byGeneCafe
これが例の新兵器、キッチンペーパーの筒である。チャフ受けの排気口に載せて反対側を耳につけるとハゼ音がはっきり聞こえる。ただ,筒をあまり立てると熱風が耳を直撃するので要注意!

ニカラグア・ボスカ農園(85.6%)
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